進化したplayground その2:ソース管理 – Swift
Xcode6.3 beta3でplaygoundがさらに改良されました。beta2ではリッチでインタラクティブな点が大きな変更でしたが、今度の改良はパフォーマンスと管理しやすさがメインになっています。
進化したplayground その2:ソースについて
Xcode6.3 beta3ではその前のベータ版に追加された新しいplaygroundにさらに機能が追加されました。Xcodeのプロジェクトナビゲータではリソースフォルダだけでなく別のSwiftコードがあるフォルダにも簡単にアクセスできるようになっています。
playgoundとプロジェクトナビゲータ
playgroundはXcode内のクリックしたときにリソースやソースのフォルダが開くディスクロージャートライアングル(下層の情報の存在を示す小さな三角形)の下にあります。これらのフォルダはいくつかのコンテンツを含み、playgoundのメインのSwiftコードから簡単にアクセスすることができます。これらのフォルダを見るには View > Navifators > Show Project Navigator を選択するか、ショートカットのCommand-1 をたたいてください。
画像やその他のファイルをリソースフォルダに簡単にドラッグアンドドロップして持ってくることができます。これらのリソースがどう管理されどう使用されるのかを確認するために以前の投稿にあったDemoNewFormat.playgroundファイルを見てみるといいでしょう。ただし最新のXcode6.3 beta3を使用して下さい。
ソースフォルダ
ソースフォルダはXcode6.3 beta3で追加された機能です。このフォルダはメインのplaygound上のコードから簡単にアクセスすることのできる追加のSwiftのソースファイルがあるところです。ソースフォルダに追加の補助的な .swiftファイルを置くことでplaygoundをクリーンで読みやすいままにしておくことができます。ソースフォルダ内のコードは一度コンパイルされているのでパフォーマンスについても大きなメリットがあります。メインのplaygroundのコードのようにインタラクティブには実行されません。コードを読む人が閲覧しやすい状態を維持したまま、カリキュラムやサンプルコードの作者がよりインタラクティブでわくわくするようなplaygroundを作ることができます。
マンデルブロ集合の例
複雑で美しいマンデルブロ集合を計算するplaygoundの例を紹介します。このplaygroundは可能な限りのパワーとパフォーマンスを引き出すためにソースフォルダを使用しています。このplaygoundが内部的にどう動いているのかを見るために、ソースフォルダ内にコードを確認して下さい。