20 9月 2014
性能はPS3級 iPhone6、ゲーム機としての破壊力
米アップルがスマートフォン(スマホ)の新モデル「iPhone6」と「iPhone6プラス」を発表した9日(米国時間)の発表会。筆者が注目したのは、同社が新型iPhoneのハード面の優位性をアピールするために独自の3D映像開発技術「メタル」を採用したゲームを使ったことだ。この技術は、家庭用ゲーム機に匹敵するほどの性能を備えたiPhone6のゲーム機としての魅力を一段と高める効果がある。アップルはメタルを活用してスマホの人気コンテンツであるゲームの品質を大幅に高め、アンドロイド端末に対する優位性を鮮明にしようとしている。
iPhoneの進化はものすごく早すぎます。
PS3は8年前のハードウェアとはいえ、その高スペックで数々の高機能ゲームを生み出してきましたので、それに追いついたのは一つのマイルストーンではあります。
PS4が出ても、PS3のゲームは十分に楽しめるものが多いですからね。
PS3のゲーム開発は難しかったので、iPhoneのような開発環境がオープンで裾野が広いのはやりやすくなるかもしれません。
アップルが今年6月に発表したメタルは、最新の基本ソフト(OS)「iOS8」に対応した3D映像開発技術だ。これまでiOS用の3Dゲームは、「OpenGL」と呼ばれるアンドロイド端末と共通の規格に基づいて開発されてきた。ただ、共通規格のため、開発者は決められたルールに従わなければならず、処理速度を上げられないなど様々な制約があった。アップルによると、メタルを利用すると、OpenGLに比べプログラムの動作は最大で10倍速くなるという。日本経済新聞
スティーブ・ジョブズは「ソフトウェアのことを本当に真剣に考えているのなら、独自にハードウェアを作るべきだ」との名言を残しています。
任天堂やソニーらゲーム業界はまさにこれを実践してましたよね。
スケールメリットのあるiPhoneがゲームのことを考えてハードウェア開発をし始めたら、ソフトウェア開発者はiPhoneに流れてしまいます。
任天堂もソニーもハードウェアをたくさん売ってデベロッパーを呼びこむということをやっていたわけで、出荷数ではiPhoneに圧倒的に負けちゃいますから。
任天堂もソニーもiPhoneではできない、グラフィックスだけでない、新しいカテゴリーのゲーム端末(スマホ)をつくるしかないでしょうね。
任天堂にはWiiもありますが、あれもiPhone対応のBlootooth端末を出せば、iPhoneで実現できそうだし。
任天堂はゲームも作れるから、スマホプラットフォームのソフトウェア開発に専念してもいいのでしょうけど。
Amazonがタブレットやスマホで参戦しているので、こういった独自スマホを任天堂ならユニークなものがつくれるのではないかと期待しています。