14 11月 2014
[映画]美女と野獣
ディズニーアニメでお馴染みのファンタジー映画「美女と野獣」の実写版。
ディズニーとは相当違ったテイストに仕上がっていました。
「美女と野獣」の原作には王子が野獣になったきっかけがないみたいですね。
この映画は「野獣の秘密、ベルのあやまち」というコピーがついていますが、ディズニー映画とは違った野獣になった様子が描かれています。
ディズニー映画と比較してみてもいいのですが、映像が綺麗で見ているだけで引きこまれます。
ベルがお城で目が覚めると毎日色鮮やかなドレスが用意されています。
白(アイボリー)、青、緑、赤ととてもカラフルでいいですね。
薄暗いお城や雪の世界にとても映えます。
白は最初に来た色でおそらく何も知らない処女をイメージしているのでしょう。
青では野獣に追いかけられたり、動き回ります。
緑では野獣と仲良くなって、お城のまわりの緑の上で一体感が出ています。
赤では雪道やアクションシーンで走り回っています。
色使いがとてもセンスがあって、ぐっと映画に引き寄せられます。
野獣の秘密や最後のアクションは丁寧に描かれていましたが、ベルが野獣に惹かれる様子はかなり端折られています。
ラブストーリーなのに・・・。
氷の池の上でキスしようとした瞬間、氷が割れて池の中へ。
これが愛の始まりだとすると、すごく素敵な表現です。
フランス映画らしく、すべてを描かないので想像しましょうということですね。