16 9月 2014
ジハードで「自分探し」
欧米人がイスラム国に惹かれる理由とは、アイデンティティを獲得するためだという。これが誘因の全部とは思えないが、誘因としては小さくなかろう。
ちょっと前に流行した言葉で言い直すと、イスラム国に参加している欧米人は、”自分探し”のためにジハードに参加している、ということだ。ハフィントンポスト
日本でも「自分探し」は流行りましたね。
「成功哲学」とか「自己啓発」とかも。
欧米人でも「自分探し」をするのですね。
成熟国では国が目標を持って高度成長しているわけでないから、個人が夢や目標、つまり未来を見るのが大事だみたいな風潮になっているのだと思います。
これについては、先日読んだ「嫌われる勇気」のアドラー心理学はいい処方箋です。
われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、うすらぼんやりとした光の中に生きている証です。
「わたし」に執着している人は、すべて自己中心的です。だからこそ「自己への執着」を「他者への関心」に切り替えなければならないのです。嫌われる勇気
「自分探し」でなく、貢献する喜びのためにイスラム国に参加している人は「嫌われる勇気」を持っていると言えますけど。