スコットランド独立否決が確実 英首相「勝利宣言」

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19日、英北部スコットランドのグラスゴーで、独立否決の結果を喜ぶ反対派=AP

19日、英北部スコットランドのグラスゴーで、独立否決の結果を喜ぶ反対派=AP

18日に行われた英国北部のスコットランドの独立を問う住民投票は独立に反対する票が過半数となり、独立否決が確実になった。BBCなど英主要メディアが19日未明(日本時間同日午後)、報じた。スコットランドの独立は回避され英国(連合王国)の一部として残留する見通しとなった。

キャメロン首相は19日、スコットランド独立の反対運動を担ってきた人々を祝福し、事実上の勝利宣言をした。独立賛成派の幹部は敗北を認める宣言をした。日本経済新聞

投票での独立をやれるというのは民主的でいいですね。
世界中がスコットランドに注目したし、英国政府もメリットを引き出しただろうし、行動に動いたことはスコットランドにとってよかったのではないかと思います。

イギリスだけでなく各国で、中央と地方の関係を考えるいいきっかけになればいいです。
沖縄独立と言っている人もいますが、それは極端としても、道州制をもっと議論できるようになってもいいかと思います。
地方の力が弱すぎて、なかなかそういう議論ができないのでしょうね。

スコットランドは1999年まで地方議会が認められなかったそうです。
サッチャー政権時代には主な産業の造船所や炭鉱が次々に整理されて、イングランドとの経済格差に苦しんでいたとか。
今回、住民投票まで持っていったというのは素晴らしい行動力でした。

投票率は多くの地区で80%を超えましたが、住民投票の登録有権者は約430万人でした。
あらためてスコットランドは小さいんだなと感じました。

弱小でも声をあげれば世界を動かせるのです。

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