21 9月 2014
「自分探し」の奴隷から脱出せよ! クリエイター紀里谷和明、蜷川実花が熱く語る
例えば女の子で言えば「女らしさ」「自分探し」とかですね。
蜷川実花(以下、蜷川):そもそも「自分を探しにいく」という行為自体が不思議なんですよね。自分を探すって「探しに行って見つかるもんじゃないのが自分」だったりするじゃないですか。
私も「自分らしさ」なんて無いもん。ミラクリ
先週はハフィントンポストで『ジハードで「自分探し」』ということが記事になっていました。
自分探しに迷い込む人は多いですよね。
20代や30代前半に多い気がします。
結局今できることを一生懸命やるしかないのですが、それに気づくのに時間がかかっちゃうのですよね。
蜷川さんの言葉が核心をついています。
蜷川:意外とちっちゃいことで変わったりするんですよ。
女性でも「皆の目が嫌だから短いスカート履けない」とか、「でっかいサングラスしていると“セレブ!”とか言われるからかけられない」とか、本当はクソどうでもいいことなんですよ。
女性でも「皆の目が嫌だから短いスカート履けない」とか、「でっかいサングラスしていると“セレブ!”とか言われるからかけられない」とか、本当はクソどうでもいいことなんですよ。
「サングラスは眩しかったらかけよう」とか「暑かったらストッキング脱ごう」とか、いきなり大きなことをやろうとしても大変だから、そんなちっちゃなことからでも良いんですよ。
ちっちゃいことから始めたら、そこから意外と物理的なことで開けたりするんですよ。ミラクリ
自分探しが必要だと思っている人は、自分を見つけていないから満足していないのだと開きなおれます。
開き直って不満を抱えたままでいるよりは、自分探しをするのはいいと思います。
ただ自分探しを言い訳に目の前のことに没頭できないのはよくないなと。
自分探しはしても目の前のこと一つ一つに真剣に取り組む、これが大事なんでしょうね。
「嫌われる勇気」にもそんなことが書いてあります。
人や本とのいい出会いをきっかけに変わることもあるのでしょうけど、もんもんとした現状を我慢して一生懸命やっているとそのうち自分探しに夢中になっていたことを忘れてしまうことがほとんどだと思います。